スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ストレスが記憶の固定化に影響するメカニズム



「記憶と情動の脳科学」から

グルココルチコイドを訓練後に注射すると、記憶の固定化を高めるという証拠が数多くある。このホルモンは、血液脳関門を通過できるので容易に脳に入り、多くの脳部位で神経細胞のグルココルチコイド受容体(他の受容体とは違い、細胞の核に存在する。グルココルチコイドはコルチコステロンなどの総称)を活性化する。

情動がかきたてられたりストレスを受けたりすると、副腎から二種類のストレスホルモンが放出される。ストレスが弱いときは副腎皮質からグルココルチコイドだけが放出される。ストレスが強いときは、それに加え副腎髄質からアドレナリンも放出される。
血流で脳内に運ばれたグルココルチコイドは、脳幹の弧束核扁桃体外側基底核、あるいは大脳皮質で神経細胞に入り込み、グルココルチコイド受容体を活性化させ、記憶の固定化を増強する。
アドレナリン迷走神経の受容体に結合し、迷走神経を興奮させる。迷走神経が脳幹の弧束核の神経細胞を興奮させ、扁桃体内にノルアドレナリンが放出される。扁桃体の受容体にノルアドレナリンが結合すると、グルココルチコイドの作用が強まり、記憶の固定化が促進される。



弱いストレス:
      グルココルチコイド
副腎皮質    →    弧束核扁桃体外側基底核、大脳皮質

強いストレス:
      アドレナリン            ノルアドレナリン
副腎髄質   →  迷走神経 → 弧束核   →    扁桃体
関連記事

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ストレスホルモン 記憶の固定化 グルココルチコイド アドレナリン ノルアドレナリン 副腎皮質 弧束核 扁桃体 副腎髄質 迷走神経

コメントの投稿

非公開コメント

新着図書情報
2013年11月発売
2013年6月発売
にほんブログ村
にほんブログ村 科学ブログ 脳科学へ
広告
最新記事
お勧めの本
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

sai

Author:sai
宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

リンク
RSSリンクの表示
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。