スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IBM奇跡の"ワトソン"プロジェクト

アメリカのクイズ番組Jeopardy!に挑戦したIBMワトソン
その奮闘ぶりを書いたものが本になった。





巻末の解説から以下のようなシステムになっているそうである。


 入力(部門名+ヒント) ← テキスト入力
  ↓
 ヒントの解析
  ↓
 答え候補の列挙(検索) ⇔ 情報源
  ↓
 根拠の探索(マッチング) ⇔ 情報源
  ↓
 確信度の計算 ← 統計モデル ← 過去データ(過去問)
  ↓
 出力(解答+確信度)


1) ヒントの解析

ヒントの英文を構文解析して、答えるべきものの型を示すLAT(Lexical Answer Type)を求める。

2) 答え候補の列挙

ヒントの中にある単語やフレーズと一緒に現れやすい語を、情報源(新聞記事、百科事典、シソーラス辞書、ブログ記事、聖書…)の文書の中から探して、数十個か数百個を挙げる。

3) 根拠の探索(研究者が最も力を入れた)

ヒントの文の中のLATを答え候補で置き換えたものと同様の意味を持つ記述が情報源にどれだけ見つかるかを検証する。
単語の一致を見るだけでなく、表記方法は違えど同じ意味を持つ言語現象をマッチングさせる。

4) 確信度の計算

どのような根拠が見つかれば正解である可能性が増すかを、過去のJeopardy!のヒントと解答から統計的手法を用いて、自動的に傾向を学習させる。

5) 出力(解答+確信度)

一定以上の高い確信度を持つ答えが見つかった時に、Watsonはボタンを押して回答する。


たった4年で人間のチャンピオンに勝つほどに成長させたIBMの研究員に敬意を表する。
ただ人間のチャンピオンに言わせると、勝敗の鍵は「早押し」で、単なる正解率ならば負けなかったとも。


また医療用に転用する計画も具体化してきたようでる。

クイズ王コンピューターWATSON 「Doctor」に転身

「米IBMが4年がかりで開発したスーパーコンピューター「ワトソン」が医師のアドバイザーを務めることになった。IBMと米医療保険大手ウェルポイントが12日、ワトソンを使って、患者のデータから治療法を提示するアプリケーションを開発すると発表した。ワトソンの商用アプリは初めて。米国のクイズ王を破ったワトソンが、ついに“ドクター”になる。(SANKEI EXPRESS)」


これが成功するしないが、今後の人工知能開発の行方に大きな影響を及ぼすと考えられる。

関連記事:
ワトソンの勝利
IBMの「DeepQA」システム コードネームwatson
関連記事

tag : IBM Watson ワトソン 人工知能 Jeopardy! ジョパディ

コメントの投稿

非公開コメント

新着図書情報
2013年11月発売
2013年6月発売
にほんブログ村
にほんブログ村 科学ブログ 脳科学へ
広告
最新記事
お勧めの本
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

sai

Author:sai
宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

リンク
RSSリンクの表示
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。