植物も思考する?

植物も思考する。しかも我々が思っている以上に賢い可能性(ドイツ研究)

研究チームは、これら植物の実を採集し、中に入っている種子の状態を調べた。メギ科の植物の果実には通常1個ないし数個の種子が含まれているが、寄生虫(ミバエ科のハエ)によって果実の中に卵を産み付けられると、孵化した幼虫に種子は全部食べられてしまう。

 調査の結果、セイヨウメギは、寄生虫が果実に侵入してくると、種子の成長を止めることがわかった。しかも驚くべきことに、果実の中の種子の数がいくつあるのかを考え、種子の成長を止めるかどうか決めていることも分かったそうだ。


この場合「いくつあるのかを考え」という表現が、相応しいとは思えない。

 今回の研究についてUFZ研究所のハンスヘルマン・タルク氏はこう述べている。「今回の発見は、植物が複雑な意思決定を行っていることを示す最初の証拠となるだろう。セイヨウメギは、なんらかの構造的記憶能力を持っており、外的環境で得た情報を内部に反映させ、複雑な意思決定をし、リスク管理を行っているということだ。正直驚きを隠せない。」と。


「なんらかの構造的記憶能力」は単細胞生物にも認められている。

単細胞生物の記憶メカニズムの考察~多重リズムの有用性について~

真正粘菌モジホコリの変形体(以下、粘菌) はアメーバ状の生物であり、多核単細胞生物である。粘菌は気温26度C湿度90%の好環境では餌の探索のために前進移動を行う。それに対し、気温23度C湿度70%の悪環境では移動を止める。この好環境と悪環境を周期的に繰り返し粘菌に与えることにより、粘菌は次のタイミングを学習し予想したり、記憶し想起したりする。
また、ゾウリムシが飼育されている容器の形状を記憶するという実験結果がある。これはゾウリムシを直径や一辺の長さが3-4.5mm 程度の円形正三角形・正方形の容器に入れて時間が経っと、別の容器に移しても前の容器の形状を覚えており、そのような形の動きをするというものである。後に追実験を行った小野らによると、円形とそれ以外の区別ははっきり出たが、正三角形と正方形の容器のゾウリムシの違いはあまり見られなかったとのことである。



「記憶」は過去の経験から未来に起きる出来事に対して、生物が生存に有利に対処するために獲得した能力と思う。その実現方法は、神経細胞(昆虫にも100万の神経細胞がある)で実現する方法もあれば、遺伝子に組み込まれた方法で実現するものもある。
「記憶」のあるなしで「思考」の存在を主張するのは無理があると思う。

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tag : 植物 思考 記憶

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宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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