再びシンボルグラウンディング

実世界とは、人間の外にあるとは限らない。「考える」や「記憶」などの脳内現象も実世界の1つと考える。コンピュータ内の該当するプロセスやデータとシンボルを結びつけることができれば、それも1つのシンボルグラウンディングである。


と「シンボルグラウンディング問題」書いたが、じっくり考えてみると、すべては脳内現象とシンボルとのグラウンディング(結びつけ)との結論に至った。

人間の外にあるもの(リンゴやカエルなど)も、まずは脳内で抽象的に記憶(イメージ)される。そのイメージに音声(あるいは手話)のシンボルが結びつけられる。
つまり人間の外にあるものも、内にあるものも、最終的にはどちらも脳内のイメージで、それとシンボルが結びつく。

実は音声も抽象的イメージであり、抽象的であるがゆえにその波形や音量、ピッチが違っても同じシンボルと認識できる(ここで「抽象的」という言葉で表現しているのは、ほかにいい言葉が浮かばなかったので使ったが、その意味するところは好意的に解釈願いたい)。

リンゴもそれを意味する音声も、どちらもイメージならば、なぜ一方のみシンボルとなりうるか。
それがシンボルとなりうる条件は、それが行動で表現できる(発話や手話)ものであるかどうかである。行動で表現できることにより双方向性(聞く、話す)が生まれる。

そのシンボルによって他者とのコミュニケーションが可能となるが、同時にシンボルは脳内での思考(シンボルの操作)を可能にする。

シンボルを操作するためには、イメージもそのシンボルも脳内の一定の位置にマッピングされていなければ、操作することはできない。あるイメージの脳内の位置がころころ変わっては、シンボルとの結びつけはできないし、さらにそれを操作することはできない。

この一定の位置へのマッピングはどのようになされるのであろうか。
やはり記憶のメカニズムを始めに解決できなければならない。
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tag : シンボルグラウンディング

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宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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