2011年度 人工知能学会 全国大会 2日目(6/2)

脳科学AI (1)」

■P300 spellerに対する入力文字予測システムの実装とその検討
■自動車運転時の会話による注意散漫が眼球停留関連電位に及ぼす影響
■特異性指向技法による臨床脳波のリアルタイム診断技術の開発
■NIRSを用いたOn/Off型意思決定支援システムの開発

これらは皆、脳科学はデータ(脳波、NIRSなど)、AIはその分析(SVMなど)という立ち位置。

■他者へのかまえによる行動調整とその脳過程

実際はコンピュータと対戦しているにもかかわらず、相手が人間であると聞かされると、行動が複雑になる(エントロピー大)つまり相手の手を読むという行動になる。

■ヒックの法則の神経基盤

理解もできなかったが、あまり面白そうにも思えず。

■視覚野・聴覚野地図の同一適応アルゴリズムによる解釈

網膜空間で局所的な相関を持つ視覚刺激はV1 地図の滑らかさを,また周波数空間で離れた相関を持つ聴覚刺激はA1 地図の乱雑さを導いている.またこの結果は,V1 とA1 の違いが本質的な情報処理機構の相違に基づくのではなく,同一アルゴリズムによる自然界の構造への適応の結果であるという先行研究の仮説[Terashima 09] を改めて支持するものである.


と結論しているが、まだ知られていない滑らかな聴覚地図があんじゃなかろうか。

招待講演「瀬名秀明 氏(SF作家)」

■なぜミクロスはスネ夫並みの知能なのか

2011年春にリメイク映画が公開された、藤子・F・不二雄の『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』は、「ひとりの人間がロボットのユートピア社会を設計することは可能なのか」というハードな主題を持つ傑作漫画であった。この漫画には人工知能を搭載する多彩なロボットが登場するが、なかでも興味深いのはスネ夫が持つヒト型ホビーロボット〈ミクロス〉の設定である。原作漫画と1986年版のアニメ映画を比べてみてほしい。ドラえもんから人工知能を授かったミクロスは、原作では「人間並みの知能」と説明されるが、映画版では主人である「スネ夫並みの知能」と表現されている。このわずかな違いは、しかし現代において先端の人工知能SFを描く際に、重要なポイントのひとつとなり得る。


人間一般ではなく、キャラクター(スネ夫)を特定したほうが、人工知能は実現が早いのではないかというお話。

映画とは独立して、瀬名氏は小説版を書いたそうである。




「記号創発ロボティクスとマルチモーダルセマンティックインタラクション (1)」

■記号創発ロボティクスとマルチモーダルセマンティックインタラクション
■連続音声と自己位置から場所の名前を学習するロボット
■柔軟な行動決定のための脳内回路探索とシンボル創発

いずれも私の期待とは違う内容だった。特に大森さんの発表に期待していたのだが。

脳科学AI (2)」

■脳から学ぶべき知的能力は何か

哺乳類の大脳新皮質を中心とした脳神経回路は,生得的かつ汎用的に情報統合による予測機能をもつと思われる.よって柔軟なフレーム生成能力の発揮を支える脳部位である可能性も高い.そこでこうした神経回路に関わる最新の研究知見を参考にしながらフレーム生成の理論構築を進めることは,有望な研究アプローチであると考える.そしてこの研究が人工知能の基本問題の一つであるフレーム問題の解決へ向けた一歩になると期待している.


山川さんの今後の活躍に期待。

■将棋棋士の直観に関わる脳活動解明の試み

まだAIとの接点は遠いと思われた。
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tag : 2011年度 人工知能学会 全国大会 脳科学 AI

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宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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