スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

再びシンボルグラウンディング

実世界とは、人間の外にあるとは限らない。「考える」や「記憶」などの脳内現象も実世界の1つと考える。コンピュータ内の該当するプロセスやデータとシンボルを結びつけることができれば、それも1つのシンボルグラウンディングである。


と「シンボルグラウンディング問題」書いたが、じっくり考えてみると、すべては脳内現象とシンボルとのグラウンディング(結びつけ)との結論に至った。

人間の外にあるもの(リンゴやカエルなど)も、まずは脳内で抽象的に記憶(イメージ)される。そのイメージに音声(あるいは手話)のシンボルが結びつけられる。
つまり人間の外にあるものも、内にあるものも、最終的にはどちらも脳内のイメージで、それとシンボルが結びつく。

実は音声も抽象的イメージであり、抽象的であるがゆえにその波形や音量、ピッチが違っても同じシンボルと認識できる(ここで「抽象的」という言葉で表現しているのは、ほかにいい言葉が浮かばなかったので使ったが、その意味するところは好意的に解釈願いたい)。

リンゴもそれを意味する音声も、どちらもイメージならば、なぜ一方のみシンボルとなりうるか。
それがシンボルとなりうる条件は、それが行動で表現できる(発話や手話)ものであるかどうかである。行動で表現できることにより双方向性(聞く、話す)が生まれる。

そのシンボルによって他者とのコミュニケーションが可能となるが、同時にシンボルは脳内での思考(シンボルの操作)を可能にする。

シンボルを操作するためには、イメージもそのシンボルも脳内の一定の位置にマッピングされていなければ、操作することはできない。あるイメージの脳内の位置がころころ変わっては、シンボルとの結びつけはできないし、さらにそれを操作することはできない。

この一定の位置へのマッピングはどのようになされるのであろうか。
やはり記憶のメカニズムを始めに解決できなければならない。
スポンサーサイト

tag : シンボルグラウンディング

子どもはなせ独り言をいうのか

過去の独り言に関する研究は、ピアジェとヴィゴツキーのものがある。

ピアジェ

独り言は正常な認知発達において全く積極的な役割を果たさない
幼児が自己中心的発話を行うのは、他人の視点が想像できないからだ
子どもが本当の意味での社会的相互関係をもてるようになると、独り言は次第に消える



ヴィゴツキー

知的発達の過程でもっとも重要な瞬間は、それまでは全く独立していた2本の発達ラインである発話と実際の行動が収束する際に起きる
初期の社会的コミュニケーションが独り言を引き起こす
社会的コミュニケーションが、人間独特の高度な認知プロセスを生じさせる



最近の研究では、ヴィゴツキーの見識に近い結果が得られている。

ピアジェの焦点であった自己中心的発話はめったに起きないことがわかった
私たちが耳にした発話のほとんどは、ある子どもの行動を表現するか、あるいは指示するためのものだった
家庭環境や文化の違いにより、子どもが独り言を言う時期や頻度に差がある
自己誘導が独り言の中心的機能である
スキル向上で独り言が減る
独り言は健全で適応性のある不可欠な行動である
一部の子どもたちは独り言を他の子どもより頻繁に、また長期間にわたって用いる必要がある



以上は下記より




私は独り言を以下のように考えている。


独り言と内言は基本的に同じものである
脳がまだ発達途上であるため、内言をうまく使えない子どもの頃に独り言が多く見られる
内言は、バデリーのワーキングメモリモデルにおけるサブシステムである音韻ループ(音韻貯蔵庫、構音リハーサル)を使い、子どもは特に構音リハーサルが未発達のために、独り言が多いと考える
音韻貯蔵は左の下部頭頂葉(ブロードマン40野)、構音リハーサルは左の下前頭回(ブローカ野、ブロードマン44野)が関わっているらしい
独り言も内言もそれを発する以前に、その内容は無意識のうちにできており、発することによってその内容を意識できる

①無意識の考え → ②独り言(内言)→ 聴覚(内言聴覚?)→ ③意識できる(その結果①と②と③が連合記憶される)

関連記事:
発話行為は運動の一種
言語の存在意義
言葉、意識、無意識
言葉と脳と心 失語症とは何か
言葉のない思考のプロセス

tag : 独り言 内言 意識 無意識

新着図書情報

2017年8月発売

2017年4月発売

2016年11月発売

2015年10月発売
にほんブログ村
にほんブログ村 科学ブログ 脳科学へ
広告
最新記事
お勧めの本
カテゴリ
カレンダー
05 | 2014/06 | 07
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
プロフィール

sai

Author:sai
宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

リンク
RSSリンクの表示
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。