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一期一会とエピソード記憶

長尾真(情報工学者)新井紀子(数学者)

「人間を理解し、人工知能をさらに先へ。
情報処理学で多大な功績を残した長尾真氏と
「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトで人間の能力に注目するようになった
国立情報学研究所の新井紀子教授が、
AI技術の発展にはこれから何が必要になるのか、徹底討論しました。」


「統計的に落としどころのある意味にしていくと、やはり「一期一会」の会話を機械翻訳するのは難しいと思います。
・・・
一期一会の状況というのは統計にはないと思ったとき、今ある言語としては「論理」と「確率」と「統計」しかないものですから、数学者として申し訳ないです。
・・・
第二次AIブームまでで「論理」は使い尽くしました。そのとき積み残したものを第三次AIブームでこれから「統計と確率」「ビッグデータ」でやり尽くすでしょう。そこでさらに積み残したものは、数学がもう一歩前進して、新しい「言語」を提供しない限り、打ち手がなくなってしまうのではないかと不安です。」

この中で言われている「一期一会」は、脳科学でいうところの海馬依存のエピソード記憶と思う。
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tag : 一期一会 エピソード記憶

今のAIを深読みするのはやめましょう

Facebookの人工知能が、独自言語を作って会話を始め停止に

Facebook社が試運転中の2つのAI(人工知能)、ボブとアリスが、自分たちだけが解る隠語を創作して話し始めたという。
ある日、意味不明な言葉遣いが始まった

ボブとアリスは、物事の交渉をするようにプログラミングされたAIだ。

例えば「一定数のアイテムを両者で分け合うように」と指示すると、両者は自分の取り分を決めるために話し合いをし、その過程で交渉技術を学習していく。

そんなボブとアリスをモニターしていたFacebookの技術者は、ある日、妙なやり取りを発見したという。それは下のようなものだった。

ボブ:i can i i everything else.

アリス:balls have zero to me to me to me to me to me to me to me to.

ボブ:i i can i i i everything else.

英語として意味不明なこの文章は当然、技術者にも意味が解らなかったが、2つのAIの会話はその後も続き、同様の文が頻出。明らかに、AI同士は意思疎通ができていたとのこと。

ちなみに、ボブの発言「i i can i i i everything else」は、アリスに対してより多くのアイテムをオファーする内容らしい。


ただのバグです。
あまり深読みするのはやめましょう。

フレーム問題

フレーム問題とは、人工知能における重要な難問の一つで、有限の情報処理能力しかないロボットには、現実に起こりうる問題全てに対処することができないことを示すものである。

私は以下のように考える。

生物は実時間内に問題に対応しなければならないと言う圧力が常にかかっている。
そのため問題の解決に「無限の可能性の計算」と言う戦略は取らず、注意とワーキングメモリで以下のように解決してると考える。

1) すべての入力情報は一次感覚野で受け取り、高次感覚野、感覚連合野、前頭前野(ワーキングメモリ)と進む。
2) その間に文脈的統合が行われ、ある事象に(能動的/受動的)注意が向けられる。
3) 注意が向けられたものは前頭前野まで送られ、注意が向けられなっかたものはプライミング記憶(意識されない)として残る場合もある。
4) 前頭前野で保持できる数は数個かつ時間も数十秒(重要度の低いものから忘れられる)で、「無限の可能性の計算」をしたくてもできない。

コンピュータが苦手なのは、特に注意の選択ではないか。

tag : フレーム問題 注意 ワーキングメモリ

学びとは何か



P196から

ただし、思い込みなしで何かを学習することは、ほぼ不可能であるということを再度強調しておきたい。人は何がしかの「あたり」(直観)がなければ、何かを学習することは非常に難しい。


すでに何度も述べたように、何かを学習し、習熟していく過程で大事なことは、誤ったスキーマをつくらないことではなく、誤った知識を修正し、それとともにスキーマを修正していくことなのである。


「思い込み」がなければ、フレーム問題に陥って一歩も動けない。そして、その「思い込み」を修正することができるアルゴリズムが人工知能開発の鍵となる。

tag : 思い込み

人工知能「東ロボくん」 東大を断念

人工知能「東ロボくん」 東大を断念

これまで順調に成績を伸ばしてきた東ロボくんですが、教科書などの情報と検索技術によって正解にたどりつく世界史などは得意な一方、文章の意味を理解して、問題文を読み解く「読解力」がなかなか向上しませんでした。このため国語や英語などの科目では、今後の成績向上に限界があり東大合格の水準にあたる偏差値70以上にまで成績を上げることは現在の技術では難しいと判断したということで、ことしで東大合格は諦め、“進路変更”を決めました。


早めに諦めたのがせめてもの救いだ。

新井教授は「有名私立大学に合格できる自信は出来た。東ロボくんはこのあたりで“浪人”を終わりにして合格した大学に入学するのがよいのではないかと思う。今後、人工知能の社会への導入は必至で、人間が人工知能に勝るのは読解力だ。人工知能に負けない子どもたちを育てる教育を提案する研究に力を入れていきたい」と話していました。


しかし次の目標がよくない。

東ロボくんの東大受験から見える人間と人工知能の違いについて「入試問題を解くには文中に書かれていない情報も利用する必要があるが、人間は問題文に書かれたことだけでなく、常識のような知識も利用して問題を解いている。今後、人間が意味を理解するレベルに人工知能を近づけるには、人間の常識をはじめとした教科書に書かれていない知識をどのように習得し、習得した知識を目の前の問題とどのように関連づけられるかという技術が必要だ。


そう、これをやるべきなのだ。

関連記事:
10年後に人工知能が東大に合格?
「ことばの意味を理解」とは?

tag : 東ロボ

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Author:sai
宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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