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加齢と展望的記憶



「記憶の心理学」から

展望的記憶の実験室内での人工的な課題を用いた実験として、アインシュタイン・パラダイムがある。パソコンの前に座って、単語の記憶課題を行ってもらう際に、画面に特定の単語が表示されたらパソコンの特定のキーを押すように指示をしておく、というものである。最初の指示からある程度時間をおくこと、単語の記憶課題を長時間続け、特定の単語が表示される間隔を十分にとることによって、特定の単語が表示されたら特定のキーを押す、という行為の意図は、単語記憶課題中に意識から離れ、展望的記憶の実験として適切な課題になる。

このパラダイムを用いて、加齢によって展望的記憶が低下しないということが示された。しかし、4つの単語のうちのいずれかが出現したらキーを押すように課題を変更したところ、高齢者の成績は若年者の成績より悪くなった。また10分経過したと思った時点でキーを押すという課題でも、高齢者の成績は劣っていた。しかし特定の日にはがきを投函してもらうような研究には、高齢者の成績がよいという結果も得られている。これは高齢者のほうが外的な記憶補助(カレンダーなど)を適切に用いていると考えられる。



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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 展望的記憶 アインシュタイン・パラダイム

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宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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