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イヌにおけるシンボルグラウンディング

イヌに多少のことばを(単語)を教え込むことは可能だ。しかし、意外なことに、イヌがどれくらいの数の単語を習得可能かは、まじめに調べられたことがなかった。イヌが驚くほどの単語の習得能力をもつことが示されたのは、2004年になってのことである。
実験を行ったのは、マックス・ブランク進化人類学研究所(ドイツ)のユリアネ・カミンスキーらのグループである。相手はリコという名の10歳になるオスのボーダーコリーである。リコは、幼い時から飼い主が言うものをもってくるように訓練された。飼い主によれば、250語がわかるという。カミンスキーらは、これを厳密な実験条件下で調べてみることにした(おそらく彼らも、250語わかるという飼い主のことばを最初は疑っていた)。部屋に10個の異なる品目を並べ、リコをその部屋に待機させておき、隣の部屋から(つまりリコには飼い主が見えない状態で)飼い主が単語を読み上げた。10種類の品目を20セット(200語)用いてリコをテストしたところ、リコはほぼ正しい品目をもってくることができた(正解率92.5%)。これは驚異的な能力である。しかも読み上げる単語のなかにひとつだけ未知の単語を入れておいた場合には、その単語の品目をもってくることができた。つまり、聞いたことのない単語と知らない品目とを結びつけることができたのだ。


「ヒトの心はどう進化したのか」から



「しかも読み上げる単語のなかにひとつだけ未知の単語を入れておいた場合には、その単語の品目をもってくることができた。」とあるが、これは先の記事(「人におけるシンボルグラウンディング」)の「コントラスト原理」と同じである。
「コントラスト原理」を使っているということは、イヌは他のバイアス(事物全体バイアス、形状類似バイアスなど)も使ってことばを獲得しているのかもしれない。
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tag : シンボルグラウンディング コントラスト原理

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宮城県出身。寅年生まれ。おうし座。B型。左利き。赤緑色盲。たそがれのプログラマー。

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